「今日も通勤だけでもう疲れた……」満員電車に揺られながら、そんなため息をついたことはありませんか?
朝はお弁当作りや子どもの支度と保育園・学校の送り出しでバタバタ、やっと座れたと思ったら次は乗り換え、会社に着く前からすでにヘトヘト。帰りも同じ道のりを引き返し、家に着く頃には夕飯の支度をする気力すら残っていない……。私自身、正社員として働いていた頃はまさにこの繰り返しでした。
「この通勤時間、私だけがつらいと感じているのかな」「みんなはどうやって乗り切っているんだろう」。そんな疑問を抱えているワーママさんに向けて、この記事では通勤時間の実情から、少しでも負担を軽くする工夫、そして働き方そのものを見直すという選択肢まで、私の体験談も交えながらお伝えしていきます。
ワーママの通勤時間がつらいと感じるのは普通?
満員電車に揺られながら「この通勤時間、なんとかならないかな……」と思ったこと、ありませんか?結論から言うと、それはあなただけの悩みではありません。
ワーママの平均通勤時間はどれくらい?
一般的に、都市部で働く人の片道通勤時間は平均30〜40分程度と言われています。ただ、これはあくまで平均。都内やその近郊で電車通勤をしているワーママの場合、乗り換えや混雑を考えると、片道1時間以上かかるという声も珍しくありません。
「みんなこれくらいなのかな」と比べてしまいがちですが、平均はあくまで目安。大事なのは、今の通勤時間が自分と家族にとって無理のない範囲かどうかです。
長時間通勤でよくある悩み
長時間通勤をしているワーママからよく聞くのが、こんな悩みです。
- 朝の身支度と保育園の送りで、通勤前からすでにヘトヘト
- 満員電車での立ちっぱなしが体力的にきつい
- 帰宅時間が遅くなり、夕飯・お風呂・寝かしつけが常に時間との勝負
- 子どもの発熱などの呼び出しに、すぐ駆けつけられない距離的な不安
どれも「甘え」ではなく、時間と体力の物理的な限界からくるものです。
子どもの年齢によって負担は大きく変わる
同じ通勤時間でも、子どもの年齢によって負担の感じ方はまったく違います。乳幼児期は「一分一秒でも早く迎えに行きたい」という焦りが強く、小学生になると学童のお迎え時間や、電車通学が始まる子であれば安全面の心配も加わってきます。
わが家も年齢差の大きい3人の子どもがいますが、電車通勤していた頃は通勤の長さがそのまま「子どもと一緒にいられる時間の短さ」に直結して感じられ、しんどかった記憶があります。
通勤時間が長いとワーママは何が大変?
通勤時間の長さは、単に「移動が大変」というだけでは済みません。生活全体にじわじわと影響してきます。
子どもと過ごす時間が減る
往復2時間の通勤があるとすると、それだけで1日のうち2時間が「子どもと一緒にいられない時間」として消えていきます。1週間、1か月と積み重なると、その差はかなり大きなものになります。
「今日も子どもの寝顔しか見られなかった」という日が続くと、罪悪感を覚えてしまう方も多いのではないでしょうか。
家事・育児・仕事の両立が難しくなる
通勤時間が長いと、家に帰ってから使える時間そのものが短くなります。夕飯の準備、洗濯、翌日の準備、お風呂、寝かしつけ……。やることは変わらないのに、こなす時間だけが削られていく感覚は、経験したワーママなら共感していただけるはずです。
心身の疲れが蓄積しやすい
満員電車での通勤は、それだけで想像以上に体力を消耗します。座れない、揺れる、人が多い——。仕事が始まる前からすでに疲れていて、帰りの電車ではもう限界、ということも少なくありません。この疲れが毎日続くと、心の余裕もどんどん削られていきます。
通勤時間を少しでもラクにする工夫
通勤時間そのものをすぐに変えるのは難しくても、工夫次第で負担を軽くすることはできます。
通勤時間を有効活用する方法
「移動時間」を「自分だけの時間」に変えてしまうのもひとつの手です。ポッドキャストやオーディオブックで情報収集をしたり、スマホで家計簿をつけたり、翌日のタスクを整理したり。座れる路線であれば、少し目を閉じて休むだけでも回復効果があります。
朝・夜の時短で負担を減らすコツ
通勤時間そのものは変えられなくても、朝晩の家事時間を圧縮することは可能です。わが家では、朝の身支度をパターン化して考える手間を減らしたり、夕飯づくりの負担を軽くする工夫を取り入れたりしています。
会社の制度を活用する(時差出勤・フレックス・リモート)
意外と見落とされがちなのが、今の会社にすでにある制度です。
時差出勤やフレックスタイム制度があれば、ラッシュ時間をずらすだけでも体感的な負担はかなり変わります。ただ、私自身は保育園のお迎え時間などどうしても動かせない制約があり、フレックスをそのまま活用するのは難しいと感じていました。
それでも、「制度をフル活用できないから諦める」のではなく、リモートワークができる日を少しでも増やしてもらえないかなど、自分の状況に合わせて調整してもらえないか相談してみる価値はあります。
通勤時間を減らしたいなら働き方を見直すのも選択肢
工夫だけではどうしても限界がある、という場合は、働き方そのものを見直すタイミングかもしれません。
転職で通勤時間を短縮する
今の職場への思い入れがあっても、通勤時間があまりに負担になっているなら、転職で解決するという選択肢も現実的です。同じ職種・同じ年収でも、勤務地が変わるだけで生活の質が大きく変わることは珍しくありません。
リモート・ハイブリッド勤務を選ぶ
フルリモートやハイブリッド勤務ができる会社に転職する、あるいは今の会社でそうした働き方に交渉する、という方法もあります。通勤時間がゼロ、あるいは週数日だけになるだけで、子どもと過ごせる時間は劇的に増えます。
引っ越しは本当に正解?メリット・デメリット
「職場の近くに引っ越せば解決」と思う方もいるかもしれませんが、これは慎重に考えたいポイントです。通勤時間は減っても、家賃負担が増えたり、子どもの転校・転園が必要になったり、今のコミュニティを離れる寂しさが生まれたりすることもあります。メリットとデメリットを紙に書き出して、家族で話し合ってから決めることをおすすめします。
私が「通勤時間」と向き合って感じたこと【体験談】
ここからは少し、私自身の話をさせてください。
正社員時代、毎日の通勤で感じていたこと
正社員として働いていたころ、私の通勤時間は片道1時間ほどでした。朝は保育園に子どもを預けてから駅まで走り、満員電車に揺られ、仕事が終わればまた同じ道のりを戻る毎日。正直、通勤だけで一日の体力の半分近くを使っている感覚がありました。
長女が小学校に上がるタイミングでは、電車通学の不安も重なり、「この生活、この先も続けられるのかな」と何度も自問しました。
働き方が変わって気づいた「時間」の価値
40歳でフリーランスになってから、通勤という概念そのものがなくなりました。そのとき初めて、「毎日往復2時間、自分は何をあきらめていたんだろう」と気づかされました。朝、子どもを見送ってからすぐに仕事に取りかかれること、夕方に余裕を持って夕飯の準備ができること——。当たり前ではなかったんだ、と実感しました。
通勤時間だけで働き方を決めなくてもいい
とはいえ、フリーランスという選択がすべての人にとっての正解ではありません。収入の不安定さや、自分で仕事を管理する大変さもあります。大切なのは「通勤時間ゼロ」を目指すことではなく、通勤時間を含めた暮らし全体が、自分と家族にとって無理のないバランスになっているかを考えることだと、今は思っています。
まとめ|ワーママにとって大切なのは「通勤時間」より暮らし全体のバランス
通勤時間の長さそのものより、「その通勤時間を含めた毎日が、自分にとって続けられるものかどうか」を見つめ直すことが大切だと感じています。
無理を続けない働き方を選ぼう
「みんな頑張っているから」「今さら変えられないから」と我慢を続けてしまう方は多いですが、心と体が悲鳴を上げる前に、選択肢を洗い出してみてください。工夫で乗り切れる部分もあれば、働き方そのものを変えないと解決しない部分もあります。
家族に合った通勤時間の正解を見つけよう
通勤時間の「正解」は、家庭ごとに違います。今の通勤時間が本当につらいと感じているなら、それは見直しのサインかもしれません。焦らず、でも先延ばしにしすぎず、あなたと家族にとってちょうどいいバランスを一緒に探していきましょう。





