働くママにとって、夕飯作りは毎日の大きな悩みですよね。
「今日の夕飯、何にしよう」 「疲れてるけど、作らなきゃ」 「できれば簡単に済ませたい」
そんな風に思うこと、ありませんか?
我が家は3児育児。長女(小5)、長男(小3)、次女(2歳)の3人を育てています。
そして、長女と長男にはアレルギーがあります。
長女は卵アレルギー。長男は卵、小麦、甲殻類など多岐にわたります。
市販の冷凍食品は、ほとんど使えません。外食も、選択肢が限られます。
だから、毎日手作り。これが我が家の夕飯事情です。
正社員時代とフリーランスになった今で、夕飯作りがどう変わったか。そして、アレルギーっ子がいる我が家の工夫を、お伝えします。
私の1日のスケジュールは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
アレルギーっ子がいる我が家の夕飯事情
まず、我が家のアレルギー事情をお話しします。
長女と長男のアレルギー
長女:卵、そば
長男:卵、小麦、甲殻類、アボカド、ホタテ、くるみ、そば、魚卵
長男のアレルギーは、本当に多岐にわたります。
市販のお菓子や冷凍食品でも、食べられるものはあります。でも、原材料表示を見て、一つ一つ確認する必要があります。
当時は、原材料表示を見るのも一苦労でした。「これ、大丈夫かな?」と不安になりながら、小さな文字を必死に読んでいました。
でも今では、慣れたもの。パッと見て、「これは大丈夫」「これはダメ」と判断できるようになりました。
小学生になって、少しずつ克服したものもあります。
外食の幅も広がりました。とはいえ、まだまだ限られますが…
ファミレスのメニューも、選べるものが増えてきました。お寿司屋さんも、魚卵や甲殻類を避ければ、楽しめるようになりました。
それでも、基本的には家で手作りすることが多いです。
週末は外食することも多いですが、普段の夕飯はやっぱり家で作ります。
次女だけアレルギーなし
次女だけは、今のところアレルギーがありません。
ただし、まだ幼いので、薄味や食感、食材の大きさには気をつけています。
とはいえ、3人目なのでそこまで神経質にはなっていません。(笑)
上の2人の時は、離乳食も丁寧に作って、味付けも気をつけて…って頑張っていましたが、3人目ともなると、「まあ、大丈夫でしょ」という気持ちになります。
アレルギーがないのもあり、基本なんでも食べさせています。
アレルギー対応食も、慣れれば普通の料理と変わらない
アレルギー対応食を作るのは、最初は大変でした。
「小麦粉の代わりに何を使えばいいの?」「卵を使わないで、どうやってつなぐの?」
わからないことだらけで、試行錯誤の日々でした。
でも、慣れてしまえば、普通の料理と変わらず作れます。
米粉を使えば、から揚げもハンバーグも作れる。米パン粉を使えば、つなぎも問題ない。
今では、「アレルギー対応食を作っている」という感覚すらありません。
これが、我が家の「普通の料理」なんです。
正社員時代の夕飯づくり
正社員時代は、夕飯作りが本当に大変でした。
時間がなくて大変だった
仕事が終わって、急いで子どものお迎え。家に帰ったら、もう18時過ぎ。
「お腹すいた〜!」と子どもたちは待ってくれません。
疲れているけど、総菜や冷凍食品に頼れない。献立を考える余裕もない。
冷蔵庫を開けて、「今日は何作ろう…」と悩む。
その間も、子どもたちは「まだ〜?」「早く食べたい!」と言い続ける。
バタバタと夕飯を作って、食べさせて、片付けて。気づいたらもう20時過ぎ。
毎日が、時間との戦いでした。
それでも毎日作っていた
アレルギーがあるから、作るしかない。
簡単なメニューでも、手作り。
焼くだけ、炒めるだけ、煮るだけ。シンプルな料理ばかりでしたが、それでも毎日作っていました。
でも、罪悪感もありました。
「もっと手の込んだものを作ってあげたい」 「バランスの良い食事を食べさせてあげたい」
そう思いながらも、時間がなくて、できない。
その葛藤が、いつもありました。
フリーランスになって変わった夕飯づくり
フリーランスになって、夕飯作りが大きく変わりました。
時間に余裕ができた
一番大きいのは、時間に余裕ができたこと。
隙間時間や早めに仕事を切り上げて夕飯の準備を始められます。
長男が16時に帰宅、次女を17時にお迎え、長女が17時半に帰宅。
子どもたちの帰宅に合わせて、夕飯を作れる。
この時間の余裕が、心の余裕につながっています。
正社員時代は、「早く作らなきゃ」と焦っていました。でも今は、「ゆっくり作ろう」と思えます。
その日の気分で作れる
「今日は何作ろう」と考える時間があります。
子どもたちのリクエストを聞く余裕も。
「今日、何食べたい?」って聞いて、「ハンバーグ!」「唐揚げ!」ってリクエストに応えられる。
冷蔵庫の中身を見て、臨機応変にメニューを決められる。
この柔軟さが、フリーランスならではだと思います。
でも、毎日のことだから大変は大変
楽になったけど、毎日作るのは変わりません。
献立を考えるのは、相変わらず悩みます。
「昨日カレーだったから、今日は違うもの」 「長男の好きなもの、長女の好きなもの、次女が食べられるもの」
考えることは、たくさんあります。
完璧は目指していません。
シンプルなメニューでも、毎日手作りしているだけで十分。そう思うようにしています。
アレルギーっ子の夕飯づくり、我が家の工夫
アレルギーっ子がいる我が家の、夕飯作りの工夫を紹介します。
基本的には米粉や米パン粉を使って家族で同じものを食べる
長男は小麦アレルギーがあるので、小麦粉の代わりに米粉を使います。(そもそも我が家に小麦粉なんてものはない)
ハンバーグのつなぎも、米パン粉。から揚げの衣は、片栗粉。
家族みんなで同じものを食べる。これが、我が家の基本です。
別メニューを作るのは大変だし、長男が「僕だけ違うの?」って寂しい思いをするのも嫌だから。
米粉や米パン粉を使えば、ほとんどの料理は作れます。そして家族全員なんちゃってグルテンフリー生活を送れます。(笑)
我が家のおすすめ米パン粉
↓↓↓
次女だけ卵料理を作ることも
次女だけはアレルギーがないので、卵料理を作ることもあります。
オムライス、卵焼き、茶碗蒸し。
「次女ちゃんだけ卵食べられるね」って、長女と長男も理解してくれています。
でも、あまり頻繁には作りません。
まだ2歳の次女は、卵のついた手であちこち触ってしまうし、食べこぼしも多いんです。
テーブルや椅子、床に卵が落ちて、それを長女や長男が触ってしまったら…と思うと、心配になります。
アレルギー症状が出てしまうかもしれない。
だから、次女に卵料理を作るのは、上の子がいない土曜日や朝食の時が多いです。
やっぱり、みんなで同じものを食べる方が、食卓が楽しいし、安心なんです。
好みに合わせて2品用意することも
アレルギーに関係なく、長女と長男の食の好みが違います。
長女は魚が好き。長男は肉が好き。わざとかよ!ってぐらい好き嫌いが分かれます。
だから、魚と肉の2品を用意することもあります。
「今日は鮭とハンバーグね」みたいな感じ。
もちろん、アレルギーの関係で2品用意することもあります。
長男が食べられないメニューの日は、長男だけ別のものを作る。
「2品作るなんて大変!」って思うかもしれませんが、シンプルなメニューなら意外とできます。
焼くだけ、炒めるだけ。難しいことはしません。
夕飯を多めに作って冷凍(お弁当用)
夕飯を多めに作って、冷凍しておきます。
ハンバーグ、唐揚げ、きんぴらごぼう。
これが、朝のお弁当作りで大活躍します。
市販の冷凍食品が使えないから、自作の冷凍おかずが頼りなんです。
お弁当づくりについては、こちらの記事で詳しく書いています。
献立は子どもたちにもリクエストを聞きつつ、最終的には私が決める
「今日、何食べたい?」って子どもたちに聞きます。
でも、最終的に決めるのは私。
リクエストを聞きつつ、時間に余裕があるかないか、冷蔵庫に何があるか、を考えて決めます。
「今日はカレーがいい!」って言われても、「カレーは無理!」って却下することも。(じゃあ聞くなよって感じですよね(笑))
でも、できるだけリクエストには応えたいと思っています。
子どもたちが「好きなもの食べられる!」って喜ぶ顔が、私の励みになっていますから。
アレルギーっ子を持つ働くママへ
もし、あなたがアレルギーっ子を育てながら働いているなら。
毎日の夕飯作り、本当にお疲れ様です。
市販品に頼れない大変さ、わかります
「今日は疲れたから、総菜や冷凍食品で済ませよう」ができない。
「外食で楽しよう」も、なかなかできない。
献立を考える負担、作る負担。
毎日のことだから、本当に大変ですよね。
でも、あなたは十分頑張っています。
完璧じゃなくていい
シンプルなメニューでも、愛情たっぷりです。
焼くだけ、炒めるだけ、煮るだけ。それでも、手作りしているだけですごいことなんです。
毎日作っているだけで、本当にすごい。
品数が少なくても、大丈夫。
バランスが完璧じゃなくても、大丈夫。
自分を責めないでほしいです。
働き方を見直すことも選択肢
フリーランスになって、夕飯作りの負担が少し軽くなりました。
時間の余裕ができたことで、心の余裕も生まれました。
もし今、夕飯作りが辛いなら、働き方を見直すことも選択肢の一つです。
時短勤務、リモートワーク、転職、フリーランス。
自分に合った働き方を、探してみてください。
まとめ
働くママの夕飯、アレルギーっ子がいると選択肢が限られます。
市販の総菜や冷凍食品に頼れない。外食も選べない。
だから、毎日手作り。
正社員時代は、時間との戦いでした。帰宅後、バタバタと夕飯を作って、疲れ果てる日々。
フリーランスになって、時間の余裕が生まれました。
子どもたちが帰ってくる前に夕飯の準備ができる。子どもたちのリクエストを聞く余裕もある。
でも、毎日作るのは変わりません。
献立を考える悩みも、変わりません。
それでも、完璧を目指さず、シンプルに、自分のペースで。
米粉や米パン粉を使って、家族で同じものを食べる。好みに合わせて2品作ることもある。次女だけ卵料理を作ることもある。
臨機応変に、その日の状況に合わせて。
毎日手作りしている、あなた。
本当にすごいです。
自分を責めないでください。シンプルなメニューでも、愛情たっぷりです。
あなたらしい夕飯作りを、続けていってくださいね。




