「もう無理!」会社員時代、私は毎日そう叫んでいました。仕事を終えた私を待っていたのは、怒涛の家事と育児。10歳、8歳、1歳と年齢の異なる3人の子どもたちを育てながら、「自分の時間なんて夢のまた夢だ」と諦めていました。
この記事では、そんな私の1日のタイムスケジュールを公開します。会社員時代とフリーランスになってから何が変わったのか、仕事と育児、家事を両立するためのコツなどもご紹介します。
きっとあなたも「完璧じゃなくても大丈夫」「私にもできるかも」と感じられるはず。一緒に、あなたの「もう無理!」を乗り越えていきましょう!
フリーランスママのリアルな1日【タイムスケジュール大公開】
「フリーランスって、自由に時間を使えていいよね!」なんてよく言われますが、3人の子どもを育てながらのフリーランスは、会社員時代とはまた違った時間管理の難しさがあります。でも、その分「自分の采配で時間をコントロールできる」という大きなメリットも!
まずは、そんな私のリアルな1日を、ありのままお見せします。正直、毎日がこの通りではありませんが、大体の流れはこんな感じです。
- 5:30起床
私の1日は上の子たちのお弁当づくりからスタート!基本は昨夜の残りのおかずを温めてお弁当に詰め込むだけの簡単弁当です。
お弁当づくりが一段落したところで、コーヒーを淹れて朝食タイム。この時間が私にとって「つかの間の休息」です。 - 6:10小学生組起床/登校準備
ここから一気にカオスに!子どもたちの朝食を用意し、「早く食べなさい!」の連続。朝食は前日の夜にリクエストを聞いてそれぞれが食べたいものを作ります。(色々試行錯誤した結果、この方法が一番スムーズに食べてくれる)
食べ終えるとまだまだ甘えん坊な長男の着替えを手伝いながら、長女のヘアセット。この時間に末っ子が起きてくるとさらにカオスになります。 - 7:15小学生組登校
電車通学なので、朝は早め。入学したての頃はそれこそ泣きながら登校なんて日も多々ありましたが、今は2人とも落ち着いて登校してくれます。
- 7:30末っ子起床/登園準備
上2人を見送った後、末っ子が起きるのを待ちます。早起きの日もあれば、全然起きてくれない日もありますが、フリーランスになってからは無理にたたき起こすこともなくなりました。
起きたら朝ごはんを食べさせて、おむつ替えや着替え、検温、アプリで連絡帳の記入をします。絶賛イヤイヤ期のため、スムーズにいかない日もあるけれど、出社時間を気にする必要がないので気長に待ちます。 - 8:45保育園登園
末っ子を保育園へ送ります。家から徒歩5分なので、子どもの気分でベビーカーに乗ったり、歩いたり。時には”抱っこ~”の日も(泣)
最近はおもちゃのベビーカーにお人形を乗せていくのがお気に入り。5分の道のりが20分に…これもフリーランスになったからこそ付き合える時間です。 - 9:00仕事開始
帰宅後は、すぐに仕事に取り掛かります。午前中はメールチェック、資料作成、データ分析など集中力が必要なタスクに充てています。静かな環境で集中できる貴重な時間です。もちろん、急な子どもの発熱や体調不良で、この時間が丸ごと飛ぶことも日常茶飯事ですが…
- 12:00お昼休憩
自宅で昨夜の残りや冷凍食品などで簡単に昼食を済ませます。この時間に、夕飯の買い物に行ったり、簡単な下準備を済ませたりします。料理は好きですが、毎日の献立を考えるのがつらいのが最近の悩みです。
- 13:00仕事再開
午後は比較的集中力を必要としない作業、例えば記事の執筆やリサーチ、データ入力などに充てることが多いです。
- 16:00仕事終了/長男を駅にお迎え
仕事を終えて、小学校から電車で帰ってくる長男を駅まで迎えに行きます。この時間は、真ん中っこで我慢することも多い長男と、今日学校でどんなことがあったか、たくさん話を聞いてあげられる貴重な時間です。
- 16:30夕飯準備
お昼に下準備をしておいた夕飯の仕上げをします。
- 17:15
- 17:30長女帰宅
長女が学校から帰宅。高学年になって部活もあり、帰宅後は疲れていることが多いです。最近は思春期もあるのか、少し反抗的な態度を取ることも。
- 18:00夕飯
子どもたちと一緒に食卓を囲みます。上の子たちの学校の話、今日あった出来事など、会話をしながら食べます。どんなに忙しくても、食卓を囲む時間だけは大切にしています。
- 19:00お風呂
末っ子のお風呂は長女が手伝ってくれるので、夫の帰りを待たずに入ります。年の差育児の良いところです。
- 20:00夫帰宅
夫が仕事から帰宅。ここからは夫と連携して、残りの家事や子どもたちの寝かしつけを進めたいところですが、スマホ片手にのんびり夕飯を食べる夫にイラっとすることも…
- 21:00寝かしつけ/就寝
子どもたちを寝かしつけます。私が1日の中で一番好きな時間です。眠くなるまで子どもたちと色んな話をしながら過ごします。
洗濯や洗い物は夫に任せて、私も子どもたちと一緒に寝ます。
これが、私のリアルな1日です。もちろん、ここに習い事があったり、子どもの急な発熱で仕事が中断したり、保育園からの呼び出しで急遽仕事を切り上げたり、この通りにはいかない日もたくさんあります。でも、「完璧じゃなくても大丈夫」という気持ちで、日々を乗り切っています。
3児育児と仕事と家事を両立するコツ
改めて1日のスケジュールを書いてみると「よく回っているな」と自分でも感心するほど。でも、決してスーパーウーマンなわけではありません。会社員時代、時間がない中で仕事と育児を両立しようともがいていた経験があるからこそ、フリーランスになってからは「いかに効率よく、無理なく時間を使うか」を徹底的に考えるようになりました。
ここでは、私が実践している育児と家事と仕事を両立するためのコツをいくつかご紹介します。
1. 優先順位を決める
育児、仕事、家事のすべてを完璧にこなそうとすると、あっという間にパンクしてしまいます。まずは「今日、これだけは絶対にやる!」ということをいくつかに絞ってみましょう。たとえば、子どもが家にいるとなかなかできない「書類の整理」や「銀行の手続き」、締め切りのある仕事があれば「今日の締め切り仕事」、ついつい忘れがちな「予防接種の予約」など、最低限のことだけをリストアップします。緊急度と重要度で考えて、優先度の低いものは思い切って後回しにしたり、時にはやらない選択もアリ。こうすることで、本当に大切なことに集中でき、心にもゆとりが生まれます。
2. 完璧を求めない
「こうあるべき」という理想像は、一旦横に置いてみましょう。家の中が多少散らかっていても、夕食がお惣菜の日があっても、大丈夫!「完璧じゃなくてOK、完了すれば十分」という気持ちを持つことが大切です。子どもとの時間は二度と戻らない貴重なもの。完璧な家事や仕事にこだわるよりも、お子さんとの触れ合いや、自分の心身の健康を優先する勇気を持つことが、両立のコツです。自分を追い詰めず、肩の力を抜いていきましょう。
3. 役割分担を決める
一人で抱え込まず、家族みんなで「チーム」として乗り越えましょう。夫と家事や育児の役割分担を具体的に話し合い、お互いの得意なことや負担を考慮して決めると良いです。例えば、「料理はママ、洗い物はパパ」のように担当を明確にしたり、「今日は仕事が忙しいから、家事はお願いね」と状況に応じて柔軟に調整したりするのも効果的。お子さんにも、できる範囲でお手伝いをお願いするのもおすすめです。お互いに、小さなことでも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合うことが大切です。
4. 家族の健康管理
そして、何よりも大切なのは健康管理です!育児と家事と仕事を両立するためには、家族みんなが健康である必要があります。誰か一人がケガや病気をしてしまうと、普段の生活リズムはがらりと変わってしまいます。会社員時代はそれこそ子どもが熱を出さないか毎日が綱渡りのようでした。フリーランスになった今は、子どもの体調不良にも比較的柔軟に対応できるようになりましたが、それでも看病には時間も体力も消耗します。日頃から十分な睡眠時間の確保、バランスの取れた食事、手洗いやうがいなど、基本的な健康管理に意識して取り組むことが大切です。
会社員時代は、常に時間に追われ、心にゆとりがありませんでした。「もっと子どもと過ごす時間が欲しい」「自分の時間も欲しい」という葛藤を抱えながら、毎日をただこなすことに必死でした。
でも、フリーランスになって、私の生活は大きく変わりました。
一番の変化は、「時間の使い方を自分で決められるようになった」ことです。 会社の都合ではなく、家族の予定や自分の体調に合わせて仕事の時間を調整できるようになりました。例えば、子どもの学校行事には迷わず参加できるし、急な体調不良の時も、無理なく休むことができる。この自由度が、私の心を大きく軽くしてくれました。
もちろん、フリーランスには収入の不安定さや、全てを自分で決めなければならない責任といった大変な面もあります。でも、それ以上に、「自分らしい働き方」を見つけられた喜びは、何物にも代えがたいものです。
子どもたちとの時間も、以前より格段に増えました。会社員時代は、朝はバタバタ、夜は寝かしつけるだけで精一杯でしたが、今は習い事を見学したり、一緒に遊ぶ時間も作れています。子どもたちの笑顔が増えたことが、何より嬉しい変化です。
あなたも「もう無理!」を乗り越えられる!
かつての私のように、「もう無理!」と日々感じている働くママたちへ。
完璧なママを目指す必要はありません。フリーランスとして、3児の母として、私自身も毎日が試行錯誤の連続です。うまくいかない日も、イライラしてしまう日もたくさんあります。でも、「完璧じゃなくても大丈夫」「できる範囲で頑張ろう」という気持ちを持つことで、心にゆとりが生まれることを実感しています。
この記事が、あなたの「もう無理!」を乗り越えるための、ささやかなヒントになれば嬉しいです。少しずつでも、あなたに合った時間管理術や働き方を見つけることで、きっと毎日がもっと輝き始めます。
子どもの笑顔のために、そして自分の夢のために、日々奮闘する働くママたちの力になれたら嬉しいです。一緒に乗り越えていきましょう!

