フリーランスになって9ヶ月。
正社員だった頃と比べて、時間の使い方が大きく変わりました。
以前は毎日9時から18時まで、決まった就業時間に縛られる働き方。とにかく時間がなくて、毎日バタバタでした。
一番つらかったのは、子どもを最優先にできなかったことです。
子どもが朝「お腹痛い」って言ったとき、最初に頭に浮かぶのは「今日、会議があるのに」「納期が迫ってるのに」という仕事の心配。子どもの体調より先に、仕事のことを考えてしまう自分に、いつも罪悪感がありました。
また、平日に行われるPTA活動や、ちょっとしたお手伝いができないことも多かったんです。
「保護者ボランティア募集」のお知らせを見ても、「私は無理だな」と諦める。他のママたちが協力している姿を見て、申し訳ない気持ちになる。
子どもの急な発熱や看護で有休を使い果たしてしまうと、余計に休めなくて。「ママ、来てくれないの?」って言われるたびに、心が痛かったです。
フリーランスになった今、時間は自由に使えるようになりました。
平日のPTA活動にも参加できるし、子どもが熱を出しても慌てずに対応できる。この働き方を選んで、本当によかったと思っています。
でも、自由だからこその難しさもあります。
自分に喝を入れないと、ついだらだらしてしまうんですよね。誰も見ていないし、誰にも怒られない。この自由をどう使うかは、すべて自分次第です。
今日は、フリーランスママとして試行錯誤しながらたどり着いた、私なりの時間の使い方をお伝えします。
フリーランスになって変わった時間の使い方
正社員時代は、決められた時間に出社して、決められた時間まで働く。
当たり前のことですが、この「決められた時間」が、私にとっては大きな縛りでした。
子どもの保育園のお迎えに間に合わせるために、毎日時間との戦い。家に帰ったら、もうクタクタです。
フリーランスになって、その縛りがなくなりました。
仕事をする時間も、休む時間も、すべて自分で決められる。朝早く仕事を始めることもできるし、昼間に少し休憩して、夜にまた仕事をすることもできる。
この自由さは、想像以上に大きなものでした。
でも、自由だからこその難しさもあります。
誰も見ていないから、ついスマホを見てしまったり、家事をダラダラやってしまったり。「あれ、気づいたらもうこんな時間?」ということも、正直あります。
自分に喝を入れないと、1日があっという間に終わってしまうんですよね。
だから私は、自分なりのルールを決めています。
朝9時までには仕事を始める。お昼休憩は12時から13時。テレビはつけない。
完璧に守れているわけじゃないけれど、このルールがあるだけで、メリハリがつきます。
私の1日のスケジュールは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
家事を回すための時間の使い方
フリーランスになって、家事の時間の使い方も変わりました。
正社員時代は、朝と夜に集中して家事をこなしていました。朝は戦場のようにバタバタ、夜は疲れ果てながら家事をする。そんな毎日でした。
今は、朝の時間と昼間の隙間時間を使って、少しずつ家事を回しています。
朝は早起きして、子どもたちが起きる前に家事を済ませる。お弁当を作って、朝ごはんの準備をして、洗濯機を回す。この朝の時間は、以前と変わりません。
でも、日中の過ごし方が大きく変わりました。
仕事の合間に、洗濯物を干したり、掃除機をかけたり、ネットスーパーで買い物をしたり。ちょっとした隙間時間に、少しずつ家事を進めていく感じです。
「今日はここまで終わらせなきゃ!」と焦ることもなくなりました。
あとは、夫と協力することも大事。
我が家は、夫がお風呂掃除を担当してくれています。ゴミ出しも夫の仕事。小学生の子どもたちにも、自分のことは自分でやってもらうようにしています。
完璧な家事を目指すのをやめたら、心が楽になりました。
多少散らかっていても、洗い物が溜まっていても、家族は文句を言いません。それよりも、ママが笑顔でいることの方が大事だと思っています。
子どもの急な発熱・学校行事への対応
フリーランスになって一番よかったこと。
それは、子どもの急な発熱にも慌てず対応できるようになったことです。
正社員時代は、子どもが熱を出すたびに、会社に連絡して早退したり、有休を使ったり。周りに迷惑をかけているんじゃないかと、いつも申し訳ない気持ちでした。
今は、子どもが「ママ、お腹痛い」って言っても、「大丈夫、今日は一緒にいるからね」と言えます。
ただし、仕事を抱えているときは、正直焦ります。
「明日が納期なのに!」「クライアントに連絡しなきゃ!」と、頭の中がパニックになることも。
だから、納期には余裕を持つことが本当に大事だと学びました。
「ギリギリでも間に合う」ではなく、「子どもが急に熱を出しても対応できる」くらいの余裕を持って、スケジュールを組むようにしています。
そして、もう一つ大きく変わったこと。
平日のPTA活動やちょっとしたお手伝いにも参加できるようになりました。
正社員時代も、運動会や授業参観は基本的に土日だったので参加できていました。でも、平日に行われるPTA活動や、「保護者ボランティア募集」のようなちょっとしたお手伝いには、なかなか参加できなかったんです。
「この日、お手伝いできる方いませんか?」というお知らせを見ても、「私は仕事があるから無理」と諦めていました。
今は、年間スケジュールが出た段階で、学校行事やPTA活動の日には仕事を入れないようにしています。
給食作り、ベルマーク作業、バザーのお手伝い。そんなちょっとしたことにも参加できる。子どもの学校生活に関われる。これが、どれだけ幸せなことか。
「ママ、今日来てくれるよね?」って嬉しそうに聞いてくる子どもの顔を見るたびに、フリーランスになってよかったと心から思います。
フリーランスママが実践する時間管理術5つのコツ
ここまで、私の時間の使い方についてお伝えしてきました。
最後に、フリーランスママとして試行錯誤しながら見つけた、時間管理術のコツを5つまとめます。
1. 納期に余裕を持つ(子どもの急な体調不良に備える)
子どもは突然熱を出します。朝は元気だったのに、夕方には高熱、なんてこともよくあります。
だから、納期はギリギリで設定せず、必ず余裕を持たせるようにしています。「子どもが1週間休んでも大丈夫」くらいの余裕があると、心が楽です。
2. 学校行事は最優先でスケジュールに入れる
学校行事は、絶対に逃せない大切な時間。
年間スケジュールが出たら、すぐにカレンダーに入れて、その日には仕事を入れないようにしています。クライアントにも、あらかじめ「この日は対応できません」と伝えておくことが大事です。
3. 朝と隙間時間で家事を効率的に回す
家事は、朝の時間と昼間の隙間時間を使って、少しずつ進めていく。
一度に全部やろうとせず、「今日はここまで」と決めて、無理しないことが続けるコツです。
4. 夫婦で協力体制を作る
一人で全部やろうとすると、絶対にパンクします。
夫にできることは任せる。子どもにもできることは自分でやってもらう。近くに住む祖父母の協力も欠かせません。家族みんなで協力することで、ママの負担が減ります。
5. 自分に喝を入れる仕組みを作る(だらだら防止)
自由な時間があるからこそ、自分で自分を律することが大事。
私は、「朝9時には仕事を始める」「日中はテレビはつけない」というルールを作っています。完璧じゃなくても、ルールがあるだけでメリハリがつきます。
まとめ
フリーランスは、時間の自由がある働き方です。
でも、その自由を使いこなすには、自己管理が必要。誰も見ていないからこそ、自分でルールを決めて、自分で守っていかなきゃいけません。
正直、簡単じゃないです。ついだらだらしてしまう日もあるし、仕事が思うように進まなくて焦る日もあります。
でも、子どもとの時間を大切にできる。学校行事に参加できる。子どもが熱を出しても、慌てずに対応できる。
この働き方を選んで、本当によかったと思っています。
もしあなたが、フリーランスという働き方に興味を持っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
最初は不安かもしれません。でも、自分に合った時間の使い方を見つけていけば、きっと充実した毎日が待っています。
あなたらしい働き方、あなたらしい時間の使い方を、一緒に見つけていきましょう。



